あっ、次のお客さんのとこ行かなくちゃ
調律の予定組みについて話そう…奥さんが方向音痴なのに、調律の予定組みをしてもらっている友だちの話だ。
で、調律師は、その日の予定を、普通は午前中1件と昼食を挟んで午後2件、都合3件の予定を入れる。
しかし、これが大変な作業だ。今はまた、時勢で、毎日3件の調律を入れるのは、予定組みを担当している者にとっては、毎日心臓をいたぶる、気が気でない作業が続く…
そんな中、小生の友人は毎日忙しく、予定表に空白は皆無だとの事だ。
そんな話が、今時本当に有るのかな?と不思議に思った小生は、当人に聞いてみたら…
「何…次のお客さんの調律予定4:00からで場所は埼玉の川越だと…今、茨城県の龍ヶ崎に居るのに、行けるわけないじゃん。」
で、友人の奥さん
「地図見て、方向が同じだから行けるでしょう?」
「何処が方向同じなんだよ。全く逆方向じゃん」
友人の奥さん、しばらく沈黙して、のたまった言葉が…
「あんた、変人なんだからワープぐらい出来るでしょうよ。」友人「………⁇」
それ以来、友人は、移動距離に関係無く毎日確実に1日3台調律を実践している。
「何、次の調律は4時にカムチャツカだと…」。ジャンジャン。
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