現物 現場 現場の三現を大事にするという、元ブリジストンGEO(現在はキリンホールディングス役員)の荒川詔四さん。
組織のリーダーとして大切なこととして、
地べたを這いずるような業務体験に対して畏れを持つ。
思慮を持って、これ以上心配しようがないと思えるまで考え続ける。
先の先の先を見通す力があると周りが認めてくれる。
特に私がラクになった言葉は、
「順調にトラブルは起きる。だから、良い報告は必要ない」
GEOに就任してすぐ、トラブルを報告することを徹底。そのうち部下たちがトラブルまでは行かないちょっとしたことを話してくれるようになっていった。冷静にコミュニケーションを図り、解決策を共有。それで問題の隠蔽が防げる。ということです。
そうですね、風通しの良い職場になりますね。
以前の経験。「悪いことは耳に入れないでほしい。いいことだけ言ってください」耳を疑ったけれど、当のトップは真顔。しかし働いてる仲間が居ます。会社の先行きが危惧され、悪いことも反対意見も言ってしまったから、幾度も怒鳴られ、さぞかし気に入らなかたのでしょう。でもね、周りが甘言ばかりのまるで「裸の王様」では哀しいではないですか。忖度などしたくなかったわけで、一緒に仕事することは辞めました。
荒川さんによると、心地良い報告だけを聞き、権力を持って組織を動かしていると勘違いの鈍感リーダーでは話にならないと。
勘違いしていた方が自分のプライドは守れます。でも、従業員を守れないのでは何のために会社やってるのでしょう。
誰からも学ぶことはあります。自分らを貫きたかったのだから、そこを見つめ、今の組織を軌道に乗せ、発展させるために日々悩み考え、乗り切り、力を尽くすしかありません。
順風満帆とはいかず、次から次に何かしらちょこっとした問題が出てくるのがリアル。それが当たり前と思えれば、対処が大切ということですね!