いつもにこやかにいて、他人の失敗など責めたりせず、見下しもせず、包み込む優しさに溢れている。
例えピアノの素養が無くとも、そんな人が醸し出す音は、きっと人の心を打つのではないか、と想像します。
時折思い出す詩
「許されがたい私が許されている。私は誰をも無条件で許さねばならぬ」
ー八木重吉ー
誰をも、ということは、自分自身もであるかと、何十年も経って気が付いたこの朝。
許すことで縛りが解かれ、新しい世界に入っていけるような気がします。
自分自身を責めたとしても、きっと”美しい音”は生まれることはないのでしょう。