かれこれ4、5年くらい前になるでしょうか?
私はブログに…絶対音感はあり得ない…というブログ記事を記載しました。
コロナの影響で在宅の方がけっこう多いのでしょう。
おかげ様でこの記事がけっこう人気だというのでなんですが…
これからピアノの調律を頼んでみようという方には調律をする側から観て、お客さんもこれだけは知っておいた方が良いのでは?お得なのでは?ないか…
という事で今更他人には聞けない、ピアノの調律のやり方の基礎であります絶対音感は使わない平均律調律法について、一寸触れさせて頂きます。
平均律調律の仕組み
1 オクターブは半音が12個個で構成されています。
白鍵 ドレミファソラシの7個
黒鍵 ド#レ#ファ#ソ#ラ#の5個
平均律調律法の話ですが、簡単にいうと隣合った12の音の階段の高さを、一般的に、4度5度 長3度 オクターブ等 2つの音を同時に弾いた時に聴こえる1秒間の音の数を数えて…隣接した半音との音の隔たりを聴覚を使って、ほぼ一定にする(平均化する)作業の事を平均律調律法といいます。
平均律調律法は、(ユニゾンを別にして)必ず音を2個使います。そしてその内の1音は音の物差しにして…唸り…という現象を利用して1秒間の唸りの個数を感覚で覚える訓練をします。
これが調律師の使う…相対音感…
1つの音を基準物差しにして音程を作るのだから、相対音感を使えばドはこんなもんだろう?レはこんなもんだろう?という音感で音程を取るのとは違い、慣れればかなり正確な音程がとれるようになってくるのです。
次に知らず知らず一般の方が相対音感を使って正確な音を取っている事例をご紹介します。
それは カラオケ❗️
カラオケは必ずメロディーが流れます。メロディーは音程そのものですから、一音一音振動数(周波数)を持っています。
カラオケを歌う時は流れているメロディーに歌を歌って自分の声をハモらせるわけです。メロディーは音程だからカラオケを聞いている第三者から見た場合には…歌っている人がメロディー物差しの音程からズレた時には「あの人は音痴だ❗️」という訳になれのです。
お分かりいただけたでしょうか?
詳しくは調律に伺った時に又、お話させて頂きます。