昨秋、高村調律しから珍しく長い文章のメールが届きました。
物語のようで、ちょっと私の理解の範疇を超える内容でしたので、サッと読みすぐ削除してしまいました。
本人としたらブログかインスタへ投稿してほしかったのかもしれません。それについての但し書きなどはなかったので。
しかしながら何か申し訳ない気持ちがあり、かなり後に直接聞いてみたのです。
その時の話です。
長い間調律に伺っているお宅から今年も依頼がありました。
お子さん方は大人になりもう誰も弾く人がいません。
(それなのにご依頼くださることにすごい!と私)
さて、高村調律師。毎年の調律でいつも通り今年もさほどの狂いはないだろう・・・と鍵盤を打鍵していったところ(あら??)
奥さんに「どなたか弾かれていますか?」
「いいえ、誰も・・」
(えっ!?真ん中あたりだけいつもと違って狂いが目立っている!こういうことは初級の方のピアノには見受けられることだけど・・)
「では、ピアノを処分しようという話が出ているとか?」
「そういえば、この前主人が買い取り業者へ電話していました」
(それだ!!)
電化製品でも壊れたからいよいよ捨てようかなと思い始めたら、急に直ってしまったという経験があり、ピアノが”何か”を察知して・・・
と高村調律師は納得したのだそうです。
ちょっとオカルトチックかもしれないけどそんなこともあるのです。
と。
(え??そんなことあったかしら?)なんかわけわかりません。
ちょうどその頃、買い替えするので今あるピアノをどうしようかと悩んでる方がいらして、取引先に電話しまっくていた私。高村は置いといた方がいいですよ。アップライトなら夜弱音装置で練習できますからと傳えていたらしいのです。
どうやら上のお話で言いたかったことは、ピアノを邪魔モノにしないで置いといてくださいね~ということなのでした。
ピアノの買取につきましては、また書いてみようと思います。